弁護士のゴー(茅根豪)です。
深夜ハイカロリーの時間です。
そろそろ皆さん、甘い物が欲しくなりませんか?
あるんですよ、甘~い物が(・∀・)
どうです。この色と艶。
美味しそうなチョコレートでしょう。
顧問先から頂戴したお歳暮です。
鼻血が出ない程度にいただいておきましょう。
だいたい3個くらいでお腹いっぱいになるからローカロリーかも(・ω・)
食べながらで恐縮ですが、「心よりのお詫び」って何でしょうね。
今日、宝塚側が遺族からの意見書を受けてコメントを発表したそうです。
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20231207/GE00054106.shtml
このコメントの冒頭部分では、「・・・ご遺族の皆様には心よりお詫び申し上げます。」との謝罪の意味を表す文言が使われています。
謝罪については、弁護士の仕事で加害者側(例:交通事故でぶつけた側)の相談を受けるとき度々質問を受けます。
「先生、謝った方がいいのでしょうか?」
「謝っちゃっても大丈夫なのでしょうか?」と。
あれなんですよね、俗説というか、何かのドラマなどの影響でもあるのでしょうか、いったん謝ってしまったら責任を全て認めたことになってしまう恐怖があるのだと思います。
自分に釈明の余地がある場合や、相手方にも大きな問題(過失)があった場合は特に、「軽々に謝ったら言い訳を聞いてもらえなくなる。」「謝っただろ!と詰められて、全部を賠償させられる」みたいな不安がよぎるのだと思います。
しかし、この宝塚のコメントをみても分かるように、「心よりお詫び申し上げます。」とハッキリと謝罪しても普通は大丈夫です。
事件が起こったとして、(初期の段階は特に)その後に「謝ること」と「法的責任を負うこと(賠償を認めること)」は別です。
事件直後に深々と丁寧に謝ったからといって、普通は、全ての法的責任を認めたことにはなりません。あくまで社会的儀礼としての謝罪だからです。
逆に言えば、謝罪という行為の中に法的責任や事実関係について具体的に認める意味を含めていれば、責任を負うでしょうが、わざわざその様な謝罪をする場面は珍しいと思います。
ですので、事件・事故を起こしてしまった際に、とりあえず社会的儀礼としての謝罪をするのを恐れる必要はなく、むしろ具体的な賠償等の話になる前に、できるだけ早く丁寧な謝罪をした方がよい場面の方が私は多いと思います。
弁護士なら誰でも、ちゃんと謝らないまま拗れてる案件を何度かやったことがあると思いますが、どちらにとっても不幸です。
不必要な謝罪が有害となる場面は確かにあります(特に国政や外交)。
でも日常生活だったら、何に対する謝罪かを明確にできるなら、謝った方がよい場面が多いと思います。
チョコ5個食べてちょっと気持ち悪い(-_-;)